2019年1月17日作成
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PC-8001用 8kバイトRAM拡張回路
回路図
PC-8001のメモリの$6000~$7FFFまでをRAMに拡張するための回路です。
なお、この回路は拡張ROMとの共存ができません。
このメモリエリアには拡張ROMも割り当てられており、本来、ポート設定で拡張RAMと拡張ROMを切り替えられるのですが、使用するICを最小限にしてRAM化するための手抜きをしています。
このため、ポート設定に関わらず常にRAMがCPUから見えるようになっています。
回路図のPDFファイルはこちら
PC-8001用8kバイトRAM拡張回路図
部品について
回路図に書いてあるSRAMは、EPSON SRM2B256SLMX ですが、8kバイト以上のSRAMであれば、ほぼ使用できるかと思います。
なお、EPSON SRM2B256SLMXは、秋月電子の通販で購入しました。
(2019.1.16 現在まだ売っております)
私はPC8001本体から信号を引き出すためにICソケットを使用していますが、その場合ICソケットは平ピンタイプを使用してください。丸ピンソケットを使うと本体側のICソケットが痛みます。
製作
ここでは、CPUからの信号を取り出すのに、平ピンのICソケットの足の根元に単線を半田しています。ROMソケット側も同じようにした方が作りやすいと思います。
引き出す信号線は長くなりすぎないように注意してください。
実装
上の基板を実装した写真がこれです。
PCG,PSAなどとの同時実装
PCGやPSAなどの拡張ボードがついているところにこのRAM拡張を行おうとすると、CPUのZ80がICソケットによりさらにかさ上げされ、キーボードの基板にぶつかってしまいます。
このため、回路図にも書いてありますが、本体の基板に直接半田付けして信号をとることになります。参考にその場合の写真をつけておきます。
最後に
内藤時浩さんが2018年夏にPC-8001/8801/mk2/SR+PCG/PSA/GB20/OBF用「New CITY HERO」という新作ゲームを発表されました。
このゲームはPC8001(32k) +PCG/PSA/GB20/OBF用だけでも動きます。が、$6000~$7FFFにRAMがあるとさらに素晴らしくなるのです。
と、いうわけでこの基板は製作されました 。
内藤さんありがとうございます。
参考文献
1) I/O別冊 PC-8001活用研究 PC-8001全回路図集
2) I/O 1981.8 PC-8001拡張RAMボードの製作
3) I/O 1982.2 PC-8001メモリの拡張
4)
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